ミン・ファム先生による男性Vaクラスを開催しました！

2009年から2020年までトゥールーズ・キャピタル・バレエのバレエマスターとして活躍されたミン・ファム先生。

クリアかつ的確な指導で定評のあるミン先生に、今回は男性ヴァリエーションクラスを教えていただきました。

ミン先生の美脚から繰り出されるお手本は、ついつい見惚れてしまう美しさです✨

ミン先生はいつも、とても音楽性を大事にした指導をして下さるのですが、今回取り組んだナポリのVaはまさに音楽との一体感がとても重要になる演目。

ブルノンヴィル・スタイル特有の軽快な足さばきと、キレのあるアレグロを、ぴったりとリズムにはめ込んで踊ることが求められます。

「ダンサーが先行して動くのではなく、

きちんと音楽に従って踊ること。

そうすることでより踊りが美しく際立つんだよ。」

とアドバイスをくださいました。

ついテクニックばかりに意識が向いてしまいがちな男性の踊りですが、足先の美しさや、音楽との調和という、バレエにおいて最も大事な要素に改めて気付くことができたクラスでした。

ミン先生、どうもありがとうございました！

【講師プロフィール】

Minh Phamミン・ファム

ベトナムのハノイ生まれ。10歳よりキエフ劇場バレエ学校にて学ぶ。
1992年、フランス・ジュンヌ・バレエ団に入団。
1994年、フランス、トゥールーズ・キャピタル・バレエに移籍し、プリンシパルダンサーとして古典作品を始めバランシンやベンジャミン・ミルピエ、ナチョ・ドゥアトなど数多くの作品で重要な役を務める。
1998年、フランス政府認定バレエ教師国家資格を取得。
1999年、イングリッシュ・ナショナル・バレエ団にゲストプリンシパルとして招かれる。

2009年から2020年までトゥールーズ・キャピタル・バレエのバレエマスターを務め、ヌレエフやローラン・プティ、バランシン等クラシックレパートリーの振付指導をする他、デイビット・ダウソンやヤコポ・ゴダニ、マウロ・ビゴンゼッチ、ダビデ・ボンバナなど数々の振付アシスタントとしてコンテンポラリー作品の振付にも携わる。

2020年よりトゥールーズにて自身のダンススタジオ『La SALLEを』を開設し、現在は当スタジオのディレクターを務めている。