【クラスレポート】堀田千晶先生によるGAGAクラス
コンテンポラリーダンス先日、堀田千晶先生をゲスト講師にお迎えし、GAGAクラスを行いました!
GAGAとは、イスラエルのダンスカンパニー『バットシェバ舞踊団』の芸術監督オハッド・ナハリンが開発した運動言語で、同カンパニーでの日々のトレーニングやエクササイズとして行われているものです。
エクササイズといっても、振付を覚えて曲に合わせ踊るのではなく、基本的には全て即興で自由に動きます。
講師が動きのイメージとタイミングを身体や言葉で伝え、受講生はそれを真似たり、自分なりに身体で表現しながら約1時間休みなく動き続けていきます。
このようなGAGAのクラスを通して、身体感覚を深め、自分の動きの癖や弱い部分を発見しながら、幅広い動きの可能性を追求していくことができます。
GAGAを行った後は、その身体の感覚を保ったまま短いコンビネーションにチャレンジしました。
GAGAで研ぎ澄まされた身体で踊ることで、身体や意識にも違いがあったようです。
動きはとてもシンプル。
歩く・振り向く・腕を上げる、という様な3つ程度の動きを繋げたとても短いコンビネーションでしたが『どう動くか?』の質に意識を向けようとすると、途端に難しく感じるから不思議です。
シャープに動く時にも筋肉で動かそうとするとするのではなく、余分な力を緩めることで本当に見せたい動きが引き立ってくる。
そんな動きのニュアンスと質を、身体で表現することを追求できたクラスでした。
最後はみんなでGAGAやコンビネーションを踊ってみた時に感じたことを話し合いながら、意見や感想をシェアしました。
GAGAは、資格を持った講師しか行えないクラスなので、いつでもどこでも受けられるものではありません。
なので、GAGAを体験するのは今回が初めてという生徒もいましたが、今回の貴重なクラスを通して、多くの新しい身体感覚と可能性に気付くことができたのではないでしょうか。
これからもたくさんの経験を積みながら、どんどん前進していきましょう1
堀田先生、ありがとうございました!
<講師プロフィール>
Chiaki Horita / 堀田千晶
広島県生まれ。8歳よりクラシックバレエを池本恵美子に師事、モダンバレエを石原 完二に師事。金森穣率いるNoismにて2年間研修を経て、2008年からネザーランド・ダンス・シアターllに3年間所属。2011年からスウェーデンのヨーテボリ・オペラ・ダンスカンパニーに3年半所属。 2014年新国立劇場にてJapon dance project CLOUD/CROWDゲストアーティストとして参加。2015年バットシェバアンサンブル舞踏団に入団。在籍中Gaga講師の資格を取得。 2年半所属。2018年平山素子振付でバレエの饗宴に出演。
2018年よりバットシェバ舞踊団に入団。2024年退団しフリーランスとして活動。