【クラスレポート】 小尻健太先生による特別コンテンポラリークラス
コンテンポラリーダンスシニアプログラムでは、3学期に小尻健太先生をゲスト講師にお迎えし、10回に渡って特別コンテンポラリークラスを担当いただきました。
また、クラスでの内容をもとに作品をつくってくださり、学期末試験に向けて、リハーサル、本番まで丁寧にご指導いただきました。
第27回ローザンヌ国際バレエコンクールにてプロフェッショナルスカラーシップ賞受賞。モンテカルロバレエ団を経て、ネザーランド・ダンス・シアターに日本人男性として初めて入団。キリアン・スタイルの境地にいるダンサーと評され、帰国後は新国立劇場はじめ、国内外の公演に参加するほか、振付家としても幅広くご活躍中の小尻健太先生。
クラシックバレエから現代ダンスまで様々な踊りを経験されてこられた小尻先生の、流れるようなダンステクニック、ダイナミックなデモンストレーションに生徒たちは必死に目と耳を傾け、吸収しようと取り組んでいました。
即興とそれぞれに振り付けていただいた振付を通して、どういうイメージで動いていくのか、また、どこの部位をどのように動かしているのかを意識し、考えて踊れるようになることの大切さを学んでいきました。
クラシックバレエの基礎を通して、身体を整えながら、崩してみながら、少しづつ挑戦する気持ちが芽生え、動きがなめらかになっていることを感じました。
自身の中から出てくる動きと、相手の動き、音楽と呼吸感のあったパフォーマンスはとても素敵でした✨
小尻先生、ご指導いただきまして本当にありがとうございました。
Kenta Kojiri
小㞍健太
ダンサー・振付家、Dance Base Yokohama ダンスエバンジェリスト。
3歳からクラシックバレエを始め、1999年ローザンヌ国際コンクールのプロフェッショナルスカラーシップ賞受賞をきっかけにヨーロッパでプロダンサーとしてキャリアをスタート。モナコ公国モンテカルロバレエ団を経て、世界的振付家イリ・キリアン率いるネザーランド・ダンスシアター(NDT1)に日本人男性として初めて入団を果たし高い評価を得る。
現在は『Study for Self/portrait』(原美術館)など創作活動を軸に、フリーランスのダンサー兼振付家として国内外で活躍するほか、オペラ、ミュージカル、フィギュアスケートなどの振付・演出・指導、フィギュアスケート日本代表選手の表現指導、カンヌ・ロゼラ・ハイタワー・バレエ学校 ゲスト講師、Dance Lab「ダンサー、言葉で踊る」のキュレーター、さいたまダンスラボラトリ(彩の国さいたま芸術劇場)の講師/ナビゲーターを務めるなど多岐にわたる。