《クラスレポート》ジョヴァンニ先生のレパートリークラス
Sr.プログラム先日アーキタンツ招聘講師として来日されているジョヴァンニ・ディ・パルマ先生にレパートリークラスをご担当いただきました!
今回教えていただいたのは、若くしてこの世を去った世界的奇才ウヴェ・ショルツが振り付けた作品「ラフマニノフ ピアノコンチェルト第3番」。こちらはコロナの影響でやむを得ず開催を延期したアーキタンツ20周年記念公演「ARCHITANZ2020」の演目にも入っていた非常に美しい作品です。今回特別にジョヴァンニ先生の手ほどきのもと、この素晴らしい作品に挑戦しました✨
この作品の魅力の一つは、ピアノの音一つひとつを拾い上げたかのような音楽的な振付。速い動きに生徒の皆さんは苦戦しながらも、そのエモーショナルな踊りを体感し、体いっぱいに表現していました。
プロのダンサーは、その場で振付が与えられすぐに表現できる必要があります。そのため、高いテクニックだけでなく、表現の解釈や音楽性などダンサーに求められるスキルは少なくありません。ATPシニアプログラムでは、様々なクラスを通じて、ダンサーとしての実践的なスキルを高める環境が用意されています。
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<講師プロフィール>
ジョヴァンニ・ディ・パルマ
Giovanni di Palma
イタリア生まれ。5歳でバレエを始め、14歳でローマ国立アカデミーに入学。ローマ歌劇場にてプロとしての活動を開始、ニース・オペラ座バレエ団でも踊る。1997年、ドレスデン・バレエ団に入団、ウラジミール・デレヴィヤンコ監督のもとでソリストを務める。2000年にはライプツィヒ・バレエ団の監督、ウヴェ・ショルツにより同団のプリンシパルに抜擢された。2008年、カンヌで行われたガラ公演、パレ・デ・フェスティバルの際、「スター・オブ・バレエ 2000」を受賞。その後、香港、マイアミ、マルセイユ、ローマなどの世界的ガラ公演にゲストダンサーとして招聘されている。2009年よりバレエ指導者及び振付家へと活躍の場を広げ、クロアチア、イスタンブール、サンパウロ、ロッテルダム、バーグ等で活動する。2013年、サンパウロ・ダンス・カンパニーに初振付作品『ロミオとジュリエット』を提供。